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AEC-7720UW


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以前IDE-SCSI変換器を取り上げましたが、あれは50ピンのSCSIでした。今回Ultra-Wide対応のものが出てきました。これは使っていた記憶は無いなぁ...

AEC-7720UW 表側
ラベル等から考えてこちらが表側でしょう。型番はAEC-7720UW、「UW」からわかるようにUltra-Wide SCSI対応です。

右下のジャンパCN1はSCSI Idの設定とLEDの端子、WideなのでIdは4ビットあります。

左のCN2はもちろんSCSIのコネクタですね。

写真では見にくいですがSCSIコネクタの上にCN3,CN4のジャンパがあります。TERMPWRの供給とターミネータの有効・無効を切り替えるためのものです。

白いコネクタはこの変換器の電源コネクタ、3.5インチFDDに使われているものと同じです。

ARC760-BとあるQFPがブリッジICと思われますが、残念ながらデータシートなどは見つかりませんでした。すぐ下にある茶色いのは40MHzのセラミック振動子です。

SCSIコネクタのところに3つあるiMP5115はターミネータのようです。これはデータシートが見つかり、9-Line SCSI Terminatorであることが確かめられました。

AEC-7720UW 裏側
裏側にはIDEのコネクタとFlash EEPROMがありました。

コネクタはちゃんとキーのところが埋めてあります。コネクタの左側の基板が切り欠かれているのはHDDの電源コネクタを避けるためですね。

ROMはWinbondのW29C512AP-90、64k×8bitのものです。ARC760-Bが何らかのプロセッサを内蔵していて、そのためのファームウェアではないかと思われます。

デバイスのデートコード等から判断して約20年前のもののようですが、探すと今でも購入可能みたいです。

参考文献・関連図書: 
IMP5115データシート, IMP.

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